【簡単】有名企業の株が大暴落した時の対処法~その2~
【簡単】有名企業の株が大暴落した時
の対処法~その2~
みなさん、こんにちは。
今日ご紹介するのは、持ってる株がある日突然暴落した時の対処法です。
こんな質問が寄せられました。
Q:テレビを見ていたら、ある企業の不祥事がニュースで
やっていて、実はその会社の株を友人に勧められて購
入していたんです。今では、買った時の10分の1に
なってしまいました。どうすればいいでしょうか?
ではお答えします。
まず初めに、以下の事は絶対にやってはいけません。
【あせってやってはいけない事】
1 すぐに売り注文を出す事。
上記の事は、絶対にやってはいけません。
とにかく落ち着いてください。
次に、やるべきこと。
すこし長くなるのでご容赦ください。
剣の腕は一流だが、
生来のうわばみが災いして出世街道から外れ、
浪人という身分に甘んじて悶々と酒をあおり、
女房相手に「今に見てろ」と息巻いては深酒の挙句大鼾でよだれをたらし、
ブっと屁をこくと女房に鼻をつねられ、
飛び起きざまに枕もとの真剣片手に往来へ飛び出し、
それをやたらめったら振り回し、
通りかかった飛脚に切りかかるという大立ち回りをやらかす、どうにも迷惑な男。
名を佐久衛門といい、藩内での評判はすこぶる悪いが、
本人はどういうわけか出世をあきらめてはいない様子。
いつものように真昼間から酒を煽っては、女房に小言を言われ、ふてくされて畳にふんぞり返っていると、いつのまにかウトウトと。
ほどなくして、「佐久、えぇ、佐久や。」と自分を呼ぶ声ではっと目が覚める。
目の前には赤茶色で皺くちゃの老婆がちょこんと目の前に座っている。
何事かと老婆の顔を覗き込むと、
「よく聞け佐久衛門や、明日お前に頼み事をしてくる娘がおる。その娘の言うことを決して聞いてはならんぞ。分かったか。」
ポカンと口を開けて聞いていた佐久衛門、
急にめまいがし始めてそのまま前に突っ伏してまた眠ってしまいました。
翌日、剣の稽古をしていると見なれない娘が通りかかる。
普段は気にも留めないが、今回ばかりはその娘がやけに気にかかる。
昨日の老婆の言葉が耳にこびりついて離れず、
振り払うかのようにえいや、えいやと一心不乱に木刀を振り回す間も、
娘は何するともなく稽古の様子をじっと見ている。
こっちにその気がなくとも若い娘にじっと見られているとなんだかそわそわしてくるのが男の性分で、
佐久衛門、すっかり舞い上がって師匠より授かった秘伝の剣法をここぞとばかりにやってみせるが、
娘は浮かない顔のままやはりこっちをじっと見ている。
きまり悪そうに稽古を切り上げ、帰り支度を始めると、
「あの、お願いがございます。」と、娘が近づいてきた。
「はぁ、どうしましたか。」と、実に間抜けた返事。
「あなたの腕を見込んで、お願いいたします。仇を打っていただきたいのです。」と哀願されると、
「喜んでお受けいたします。」
佐久衛門、事情も聞かず二つ返事で仇討を引き受け、
かたきの居場所を教えられると、道着の身なりで駆けだしました。
「運がめぐってきやがった。」
佐久衛門、
仇討成就でもって剣の腕が買われれば、城内へ士官も夢ではないと意気込んでいる様子。
自分が紋付き袴で登城する姿が頭にちらつき、
老婆の忠告などすっかり忘れ、一直線の道筋を北へ南へ東へ西へ、
ずいぶん遠回りした果てに、町はずれの竹林に差し掛かかったところで、正面から男が走ってくる。
刀を携え相手も道着を着てどんどんこちらへ向かってくる。
お互い道を譲らないもんだから双方ぶつかりそうになる手前、
「やい、貴様。どかぬか。」佐久衛門が一喝すると、
「貴様こそどかぬか。」と譲らない。
「俺はこれから大事な仇討に向かう故急いでいるのだ。どかないなら切り捨てる。」
「なに、仇討とは聞き捨てならない。それがしは、かの有名な剣豪、遮二無二一刀流先生の愛弟子、釈迦利喜木刀と申すもの。先刻、町娘より仇討を引き受け、急ぎ敵の所へ向かうところ。貴様、仇討と申したが、かねて娘より聞き及んだそのみなり、さては貴様が敵と見える。いざ、成敗。」
と、言い終わる間に、佐久衛門、すっと腰から刀を抜いてズドンと振り下ろす。
釈迦利喜なにがしという剣士は、バサッとその場に倒れ込む。
「はて、こいつも娘に仇討を頼まれたと言っていたがどういうことか、しかし、口ほどにもない奴め。」
不敵な笑みで刀の血を拭い、ふぅっと一呼吸、すると大の字に倒れていた骸がむくっと起き上がり、
「なに、仇討とは聞き捨てならない。それがしは、かの有名な剣豪、遮二無二一刀流先生の愛弟子、釈迦利喜木刀と申すもの。先刻、町娘より仇討を引き受け、急ぎ敵の所へ向かうところ。貴様、仇討と申したが、かねて娘より聞き及んだそのみなり、さては貴様が敵と見える。いざ、成敗。」
と、先刻と同じ台詞を言って、釈迦利喜なにがし、腰に刺さっている二本をずばっと抜いた。
呆気にとられている佐久衛門に鬼の形相で斬りかかってくる剣豪釈迦利喜。
剣の腕なら負けてはいない佐久衛門。流れるように大刀をかわし背後に回って今度も一閃、ズバッとつむじから踵まで一刀両断。
上がった息を整えて、
「どういうことだ、確かに斬ったはず・・・。」
足元の仏さんをつま先でちょいとつつくとまたしても起き上がった釈迦利喜先生。
「なに、仇討とは聞き捨てならない。それがしは、」
とおんなじ調子でやり始める。
あわてて斬りかかった佐久衛門。
今度こそはと、左の胸元を一突きすると、がくっと膝から崩れ落ちる釈迦利喜。
それでまた刀の血を拭っていると、釈迦利喜木刀またまた、ぬっくと起き上がる。
「ひぇ~。」と叫んだ佐久衛門。
足ががくがく震え始め、これは夢だ、悪い夢だと頬をつねってみるものの、
頭のてっぺんからつま先まで血がわんさか吹き出したまま釈迦利喜木刀が目の前に突っ立っている。
するとまたしても二本の刀を振り上げて斬りかかってくるもんだから、仕方なしにもう一度斬り捨てる。
しかしどうしたって起き上がってはまた向かってくる。
斬っては生き返り、生き返ってはまた斬るの繰り返しで、佐久衛門もとうとう音を上げた。
「待て、これでは埒が明かない。貴様、いったいなぜ斬られても、死なんのだ。」
「先刻、町娘に恩を売った代わりに、仇を買ったのだ。この仇が厄介で、他の誰かが買ってくれるまで、それがしは決して死ねんのだ。」
「やっ、貴様のいう町娘とは、朱色の小袖の縮れ髪のあの娘か?」
「左様。」
「すると仇討を引き受けたこの俺も、仇を買ったことになるのか?」
「左様。」
「他の誰かがこの仇を買ってくれるまで、俺も貴様のように死ねんのか?」
「永遠に。」
ぎゃぁ~、と叫んで持っていた刀を放り投げ、一目散にその場から走って逃げる佐久衛門。
もと来た道を、西へ東へ南へ北へ、めくらめっぽう駆け抜けて、たどり着いたのは寂れたお寺、ドンドンドンと戸を叩くと中から坊主が出てきます。
「すまぬが、何にも言わずこの仇、買い受けてくれぬか?」
「へぇ、いくらで?」
「成り行きで。」
曰く
こんなサゲじゃ、売れねぇや・・・