生きる事は、復讐と含羞のふたつ

VAPEと海と資産運用

【簡単】有名企業の株が大暴落した時の対処法~その1~

 

【簡単】有名企業の株が大暴落した時の対処法~その1~

 

 

みなさん、こんにちは。

今日ご紹介するのは、持ってる株がある日突然暴落した時の対処法です。

 

こんな質問が寄せられました。

 

Q:テレビを見ていたら、ある企業の不祥事がニュースで

       やっていて、実はその会社の株を友人に勧められて購

       入していたんです。今では株価が買った時の10分の1

  になっしまいました。どうすればいいでしょうか?

 

ではお答えします。

 

まず初めに、以下の事は絶対にやってはいけません。

 

【あせってやってはいけない事】

 

 1 すぐに売り注文を出す事。

 

上記の事は、絶対にやってはいけません。

とにかく落ち着いてください。

 

次に、やるべきこと。

すこし長くなるのでご容赦ください。

 

FANTAS funding(ファンタスファンディング)

 

・・・ 3代続く商家の長男で、名を与太郎と言い、生まれた頃からぼんやりとしていて、産婆に何度おしりを叩かれても、あくびばかりするだけで一向に泣かない。

忍耐強いのか鈍感なのか、いずれにせよ、他の子がよちよち歩きを覚える年ごろになっても畳と背中がくっついたままでもって微動だにせず、飯を食う時だけ起き上がってきてもぞもぞと無言で食べる。

食べ終わったかと思うとごろっと仰向けになり大きなあくびをしてウトウトし始める。食って寝るだけなら赤子のうちはかわいいが、いくら年が経っても相変わらずぼうっとしているだけで連れだって遊ぶ朋友もできない。

両親も困り果てて、我が子の先行きを案じ近所の医者に診てもらうが、「病気ではない。」と言われてそれっきり。

そうは言っても世間体が悪い。いっそ病だったら思い切りもつくが、生来の怠け者となってはご先祖様に申し訳が立たないっていうので、父親の新平は、与太郎が数えで十八歳になる年に、

「いいかい、お前もいつまでもそうしてはいられないんだよ。俺と女房が亡くなったらお前どうやっていくつもりだい?。

なに、バカ言っちゃいけないよ、商売ってのはね、そんな甘いもんじゃないんだ。ちょっとここへきてご覧、これがなにか分かるかい?。

そう、一両だ、ばか、小遣いじゃないんだ、よくお聞き、いいかい、商売ってのはね、この種銭でもって、一両を二両に、二両を四両に増やす、実に難しい仕事なんだ。

お前はね、商いを生業にする家にいるんだよ。そうしていつまでもだらだら食って寝てばっかりでは、やがては我が家の蔵から金子が尽きて、いいかい、よく聞くんだよ、お前、食べる事だってできなくなってしまうんだよ、分かってるのかい?。

この一両でもって、お前、すこし商売の難しさってのを勉強しておいで。

商売ってのはね、物を安く買って、高く売る、これが基本だ、いいかい、値が安いときに買って、高くなったら売る、下がったら買って、上がったら売る、だ。

分かったかい?言ってごらん、そう、そうだ、下がったら買って、上がったら売る、いいね、よし、その一両を一銭でも多く増やしてきてごらん。」と言って一両を渡すと、与太郎、さっそく坂道にそってずらっと並ぶ近所の表長屋に出向き、

「おとっつぁんはこの一両を増やせと言ってたけど、真ん中からちょん切っちゃえば二両ということになるんだろうか?」と、呑気なことを言っている。

そこへちょうど棒手振りが威勢よく、「金魚え~、きんぎょ。」と言って天秤棒を担いで来た。覗き込むと色鮮やかな金魚が木桶のなかを悠々泳いでいて、それでもって節のついたいい声で「きんぎょぇ~」とやる姿が、見ているとなんとも楽しい心持になってきて自分もやってみたいと思い、天秤棒ごと買って桶の金魚を売っちまえば儲けも出るし一石二鳥と考えて、「それをおくれ。」と棒手振りを呼び止める。

「へい、どの金魚がお好みで?」

「全部おくれ。」

「へっ、ちょいとお待ちよ、えぇ~、これとここのと、あれとこいつも、やっ、これで都合の・・・、」

「そうじゃなくて、それ。」

「へっ、これですかい?この棒と木桶?」

「金魚も、全部おくれよ。」

「いやぁ~、そう言われても。」といって困った顔。

「これで足りるかい?」と、一両小判を差し出すと、ぼてふりさんの目の色が変わり、

「いけね、お客さん、つり銭がありませんで・・。」

「いいから、全部おくれよ。」といって一両小判と引き換えに金魚が入った天秤棒ごと買ってしまった。親の心子知らずとはまさにこのことで、一両小判の価値も知らない与太郎、さっそく見よう見まねの声色で、桶が両方ぶら下がった天秤棒を肩に担いで一歩を踏み出しますが、水がいっぱいに入った桶が重いのなんの。

「ぎん、ぎょぇ~。」とカエルが踏みつぶされたような声でのっしのっしと坂道を下りていきます。

十歩も進まないうちに座り込んでしまい、ぜぇぜぇ息をしながら桶の中を覗き込む。

ごくりと唾がのどを鳴らすともう我慢できずに、金魚が入った桶の中の水をがぶがぶ飲み干しました。

「はぁ~。」と言って、腹いっぱいに水をあおって喉の渇きを静めたのはいいが、肝心の金魚が、干からびた桶の底でばちばちと飛び跳ねている。

与太郎、思わず「しまった。」と後悔しても後の祭り。

金魚も観念したのかぐったりと底の方で動かない。

いよいよ途方に暮れていると、坂の中程で質屋の親爺が店の前で打ち水をしているのが目に入る。このまま、金魚が入った桶をうっちゃって置くこともできず、だいぶ軽くなった天秤棒を再び担ぎ一目散に坂を駆けていき、中ほどまでたどり着くと、そのままうつぶせに突っ伏してしまい、

「大丈夫か。」と駆け寄ってきた親爺に、

「水、水をおくれ。」と必死の形相。

かわいそうに思ったのか、はたまた気味悪がって早く追い出したいのか、

「ちょっと待ってろ。」と言って質屋の親爺が店の奥に引っ込むと、

与太郎、店の前においてあった打ち水用の桶を持ち上げ、ざばっと金魚が入った桶に流し込みます。ひと安心している与太郎に、

「何しやがんだ。」と親爺が怒鳴りつけると、

「いけない。水を入れちゃったら、また担げないや。」と言って、すぐさま桶を持ち上げ中の水をごくごくごくと飲み干すと、今度は桶の中で金魚がまた、ばちっばちっとやっている。あわててまた水をいれて、さて、水が無いと金魚が死んでしまう。しかし水を入れると重くて担げない。

困り果てた与太郎は、金魚の行商を諦め、呆気に取られている質屋の親爺に向かって、

「この金魚とお店の品と何か交換しておくれ。」と頼むと、

はっと我に返った質屋の親爺が、

「ばか言っちゃいけねぇ、うちに置いてある品で金魚ごときと交換できる安物はひとつもねぇや。さぁ、出てっておくれ。」と言って相手にしない。

そういわれても、水が満杯に入った桶二つ、再び担いで金魚を売り歩くことなど到底できない与太郎は、

「なんでもいいから、とっかえておくれ。」と、こちらも引かない。

困った親爺はしばらく思案したあげく、「ちょっと待ってろ。」と言って店の奥に引っ込んでいき、しばらくして、両手に干からびた大根をふたつぶらさげて戻ってきた。

「あるのはこんなもんだけだ。」

桶の中の金魚数十匹と干からびた大根二本じゃどう考えたって釣り合わないが、

「仕方ないや、じゃあそれで。」といって、あっけなく金魚と大根二本を交換しちゃった。

持ち歩くのには軽いもんだが、どう考えたってこの大根が一両以上で売れるとは、まさか与太郎でも思わない。

どうしたもんかと考えていると、いつのまにか坂を下りきってしまった。これはいよいよ困ったなと宙を見上げると、ぽろっと涙がこぼれてくる。

「なるほど、おとっつぁんの言うとおりだ。商売ってのはむずかしいもんだ。」と父親の教えを今更になって噛みしめていると、

「お~い、お~い。」と坂の上から大声で与太郎を呼ぶ声がする。振り返ってみると、父親の新平が物凄い勢いで坂を駆け下りてくる。

与太郎、なんだい、その両手のしなびた大根は。お前、まさか、一両でもって、そのうすぎたない大根二本を買い付けたのかい?。ばか、大根二本と一両じゃどう考えたって釣り合わないじゃないか!。」

さっきまで父親が恋しく思われていても、いざ面と向かってこう怒鳴られると与太郎もついつい言い返したくなって、

「なんだい、おいら、おとっつぁんの言う通りにやったんだ。おとっつぁんの言う通りに、下がったら買って、今度は坂を上がったら売るつもりなんだ。ぎゃ~ぎゃ~騒がないでおくれ。」

「ばか、意味が違うじゃないか。俺が言ったのは、安いものを買って高く売るって事だ。」

「だから、この大根を高く売るってんだ。」

「どこまでお前は馬鹿なんだ。どうやったら大根二本が一両以上に化けるってんだ。」

「じゃあ、どうすればいいんだい。」

「仕方ない、塩漬けにして食っちまおう。」

 

 【まとめ】

ご理解いただけましたか?くれぐれも焦ってはいけません。

 

FANTAS funding(ファンタスファンディング)